皮膚の内部構造まで捉える「ナノニードル」が老化研究を推進

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2013.06.18

編集部

英国のバース大学は同大学サイトで11日、皮膚科研究に資する新しい「ナノニードル」の使用実験の成功を発表した。

バース大学の物理学・薬学・薬理学部の研究者らは、皮膚の老化プロセス解明研究の一環として、細い針の先端で表面をなぞることにより表面の凹凸を記録/分析する原子間力顕微鏡を使用して、角質層として知られている私たちの皮膚の薄い上部層の構造を研究している。従来、原子間力顕微鏡を用いても角質層表面までしか解析できなかったが、今回の研究ではさらに細い針(ナノニードル)の使用により、角質層内部のセル構造にまで原子間力顕微鏡の記録/解析力が届いたというもの。この技術により、老化または皮膚疾患などで引き起こされる皮膚の構造的および生体力学的変化の検出が可能になると研究に携わったJames Beard氏らは述べている。

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