アロマテラピーの市場規模は2025年までに23億ドルに成長予測

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2017.09.8

国際部

世界のアロマテラピーの市場は、精油の治療効果に対する消費者の意識の高まりに起因して大幅な成長が期待されている。米リサーチ会社 Grand View Researchは、アロマテラピーの世界市場は2025年までに23億5000万ドルに達するという予測を9月7日、発表した。

同社の有料レポート「Aromatherapy Market Analysis By Product (Essential Oils, Carrier Oils, Equipment), By Mode of Delivery (Topical, Aerial, Direct Inhalation), By Application, And Segment Forecasts, 2014 – 2025」によれば、予測期間中、9.3%の年平均成長率(CAGR)で右肩上がりに市場が拡大すると予測されている。

アロマテラピーは、多くの障害を治療するために使用される代替医療療法として消費者の需要が増えている。医療用途には、疼痛管理、皮膚関連の問題、心臓血管障害、消化障害、風邪予防、呼吸障害、免疫系機能、不眠症などの治療が含まれる。近年、火傷による痛み緩和治療への取り組みが注目されているという。

地域別に分析すると、北米市場が市場を牽引して多種多様なアロマテラピー製品の普及により市場の成長を支えると予測。 doTERRA International、Young Living Essential Oils、Frontier Natural Products Co-opなどアロマテラピーの分野で幅広い製品ポートフォリオを持つ企業は米国に拠点を置いている。

欧州でのエッセンシャルオイルの輸入と輸出の増加は、この地域の代替医薬品療法としてのアロマテラピーに対する消費者の意識を改革したと分析されている。 消費者の可処分所得と購買力により、ディフューザの需要を押し上げている。

アジア太平洋地域では、インドの火傷事故の増加により予測期間中に最も高い成長率を記録すると予測されている。火傷の治療に有効なキャリアオイルの需要が高まっている。さらに、中国と日本でのエッセンシャルオイルの貿易の伸びが期待されている。

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