大阪の美容医療機器販売会社を薬機法違反で摘発

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2017.09.25

編集部

医薬品医療機器法違反の疑いで、大阪市の美容機器販売会社セイルインターナショナル株式会社の社長ら3人が大阪府警に逮捕(25日)された。

国内で承認されていない米国製顔シワ取り用の美容医療機器「サーマクール」(写真)を「無許可で販売した」として摘発されたもの。

サーマクールは、電磁波で肌の奥を刺激してコラーゲンを増やし、小じわやたるみを取る効果があるとされる。

顔の小じわなどをなくす目的の美容医療機器の使用済み部品が違法に転売されていた問題に絡み、この部品の売買を仲介していた大阪市の医療機器販売会社が、医師を装って別の様々な美容医療機器を不正に輸入していたことが発覚したことから薬機法違反で摘発を受けたもの。

セイルインターナショナルについては、サーマクールの使用済み部品を医療機関から違法に買い取り、別の医療機関に格安で転売・レンタルしていた。

薬機法では、日本で未承認の医療機器は、国が許可すれば医師が個人で輸入して治療に使うことできるが、業者が輸入・販売することはできない。国内で販売できるのは、国が安全性を確認した医療機器のみに限られる。

厚労省によるとサーマクールを導入しているエステサロン等では、電磁波によってやけどをするケースが年間10件近く報告されている。

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