コーセーの売上高、Q2としては5期連続で過去最高

最新商品

2017.11.1

編集部

株式会社コーセー(東京都中央区)はこのほど、2018年3月期第2四半期の売上高が前年同期比15.0%増の1446億1500万円、当期純利益が同51.1%増の152億1200万円となったと発表した。全てのセグメント及び全地域において前年を上回った格好で、売上高は第2四半期としては5期連続で過去最高となった。

セグメント別に業績を見ると、化粧品事業については、ハイプレステージ領域において新AQスキンケアを投入した高付加価値ブランド『コスメデコルテ』、高級化粧品を扱う株式会社アルビオン及び米国タルト社が業績を牽引したほか、『ジルスチュアート』、『アディクション』などのメイク系ブランドも好調に推移した。

また、プレステージ領域においては、和漢植物エキス配合のスキンケアブランド『雪肌精』が堅調に推移したほか、日本で唯一、肌の水分保持能を改善する効果のある有効成分「ライスパワー®No.11」を配合した『ONE BY KOSÉ 薬用保湿美容液』ではプロモーション等を通じた新たなお客づくりを推進した。

これらの結果により、化粧品事業の売上高は前年同期比18.0%増の1073億400万円となった。

また、コスメタリー事業については、洗顔・クレンジングの『ソフティモ』やシートマスクの『クリアターン』等の重点カテゴリーブランドを展開するコーセーコスメポート株式会社が牽引したほか、新製品の口紅が大ヒットした『ヴィセ』、高い機能性で好評な『ファシオ』、豊富なカラーバリエーションの『ネイルホリック』など、セルフメイクブランドが好調に推移。これにより、同事業の売上高は前年同期比7.2%増の361億7400万円となった。

地域別の売上高を見てみると、国内が前年同期比7.0%増の1108億9300万円と全体の76.7%を占めるものの、米国タルト社が計画を大幅に上回る業績で牽引した結果、北米の売上高は同66.6%増の169億3100万円と大幅な伸長を見せている。

2017年度通期の業績については、上期においてハイプレステージ領域のブランドを中心として国内販売が好調に推移していることに加え、中国、韓国、米国タルト社も好調な業績が続くなど、売上高及び各段階利益ともに過去最高となったことを踏まえ、売上高を前回予想の2820億円から3000億円、当期純利益を同238億円から271億円へとそれぞれ上方修正した。

参考リンク
株式会社コーセー

#

↑