標準体重とポジティブシンキングが健康に影響

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2017.11.15

国際部

体格指数と個人的特質(personal attributes)が健康にどの程度の影響を与えたかを調査した研究が11月7日、米国ミシガン大学からプレスリリースされた。研究の詳細は「Biomedical Journal of Scientific and Technical Research」オンラインに掲載されている。

調査の対象は、中国の上海にある公立大学に通う925人の大学生とした(男性591人、女性334人、平均年齢19.66±1.43歳)。各個人の体格指数(BMI)および、個人的特質の中でもポジティブさを示す、希望、感謝、生活満足、主観的幸福感のレベルが、大学生の身体的および精神的健康にどの程度貢献したかを調査した。データは2013年と2015年の国家青少年リスク行動調査、希望尺度、感謝に関する質問票-6(GQ-6)、生涯尺度満足度(SWLS)、主観的幸福度尺度から身体的および精神的健康調査を収集した。BMIは各自の自己申告による身長および体重から算出した。

その結果、BMIおよび4つのポジティブな個人的特質は、身体的および精神的健康を有意に予測することがわかった。標準化回帰係数(β)は、BMI、希望および主観的幸福がそれぞれ健康へ有意に影響していることを示した。健康とされた四分位上位レベルの学生は、希望、感謝、生活満足度、主観的幸福感のすべてが、下位レベルの学生よりも有意に高かった。

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