資生堂、創業以来初の売上高1兆円の見通し

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2018.02.7

編集部

株式会社資生堂(東京都中央区)は7日、2017年12月期通期の業績予想を修正したと発表した。売上高は前回予想の9850億円から初の1兆50億円の大台に上方修正した。

売上高は、プレステージブランドがグローバルで飛躍的に伸長し、全地域で力強い成長を実現したことや、同社の強みを活かしたボーダレスマーケティングの効果により、日本・中国・トラベルリテールで成長に拍車がかかったことで、創業以来初めて1兆円の大台を突破する見込み。

日本の主要ブランドが高い成長を実現すると同時に、インバウンド需要を大きく獲得できたこともこの成長をけん引。また、しわ改善新商品が日本のみならずアジアでも幅広く新規愛用者を拡大し、戦略どおり新しい市場の創出につながっている。これらの取り組みにより、売上高は前回予想を上回る見込みだ。

営業利益および経常利益は、売上増に伴う差益増に加え、中高価格帯の売上伸長による原価率の低減、マーケティング投資のROI向上などから、前回発表を大きく上回る見通し。

当期純利益については、上述の理由に加え、2017年末の米国での税制改正を受け税金費用が減少したことや、ゾートスインターナショナルInc.の事業譲渡益に係る税金費用が見通しを下回ったことなどから、前回予想の50億円から225億円に大幅増加する見通しとしている。

参考リンク
株式会社資生堂

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