肝臓を加齢から守るバージンオリーブオイル

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2018.02.23

国際部

肌荒れ、シミ・くすみの原因に肝臓の機能低下があることが、これまでの研究から示唆されている。この肝臓機能の加齢による低下を防ぐにはバージンオリーブオイルが良いかもしれないという研究結果が、「The Journal of Nutritional Biochemistry」2月号に掲載された。

この研究は、スペインUniversity of Granadaが率いる国際的研究グループにより実施された。ラットを使った実験で、オリーブ、ヒマワリ、魚油などの食物脂肪源の長期摂取がラットの肝臓にどのように影響するかを分析した。評価は、病理解剖学、電子顕微鏡を用いた超微細構造解析、バイオエネルギー技術、テロメア長測定、酸化ストレスなどの一連の包括的な分析で行った。また、肝臓ゲノムの包括的な試験も実施した。

その結果、3つの食事脂肪のうち、バージンオリーブオイルが肝臓の保護に最も優れていた。ヒマワリオイルは線維症、超微細構造変化、遺伝子発現遮断、および高酸化を誘導することが明らかになった。魚油は、加齢に伴う酸化を増強し、ミトコンドリアの電子伝達連鎖活性を低下させ、相対テロメア長を変化させていた。研究者らは、バージンオリーブオイルは、加齢の進行中に肝臓を最もよく保護する食物脂肪源と考えられ、健康効果を謳うヒマワリオイルや魚油も摂りすぎは肝臓に悪影響を与える可能性が考えられるとした。

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