メルクが抗セルライトボディケア用のケシの実エキスを販売

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2013.07.9

編集部

ドイツの老舗メーカー・メルクは、ケシの実エキスの販売で、フランスの新興バイオベンチャーのグリーンファーマと契約を締結したと発表した。

メルクは1668年創業、ドイツの・ダルムシュタットを本拠とする化学・医薬品メーカーで、従業員は66カ国に3万8000人。化粧品部門では主に、紫外線と早期老化から肌を保護するスキンケア製品で使用される有効成分を提供している。一方のグリーンファーマは2000年設立のフランスのバイオベンチャー企業。植物化学、ケモインフォマティクス、成分抽出・精製のプロセス開発、医薬品化学の分野で、天然素材に特化した研究開発を行う。
両社は、ケシの実エキスの製造をグリーンファーマ、メルクは販売、物流と顧客サポートを担当し、2013年9月より、メルク傘下のブランドRonaCareで世界的に販売を開始する。

肌の引き締め効果を持つケシの実エキスは、化粧品エキスとしてはニューフェイス。脂質生成の疎外と脂質分解の推進の2つのメカニズムで脂肪の分解活性を示すもの。グリーンファーマの研究では、脂肪細胞においてGS PDH(グリセロール-3-リン酸脱水素酵素)の活性を低減させることで脂肪の蓄積を阻害することを明らかにした。この結果、ケシの実エキスは、特に抗セルライトボディケア製品の使用に適しているとされ、副次的な作用としての肌の引き締め効果も得られるという。

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