東京都東大和市のボトル容器リサイクルプロジェクト 全世帯の3.6%相当市民が参加

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2021.09.13

編集部

ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社(東京都目黒区/代表取締役社長:サンジェイ・サチュデヴァ)は9月8日、ユニリーバ・ジャパン株式会社と花王株式会社(東京都中央区/代表取締役社長執行役員:長谷部佳宏)が、総合環境企業のヴェオリア・ジャパン株式会社(東京都港区/代表取締役社長:ギヨーム・ドゥルダン)の協力のもとに行っている、ボトル容器のリサイクル活動について報告を行った。

この活動は「みんなでボトルリサイクルプロジェクト」と名付けられたもので、東京都東大和市内10ヶ所に設置した回収ボックスにより、シャンプーボトル等日用品の使用済容器の分別回収を実施しているもの。

ユニリーバ・ジャパンの発表によると、2021年6月1日から8月18日までに合計1,426個・約42kg分の使用済容器を回収。同市の全世帯の3.6%に相当する市民が参加したことになる※。

回収された容器は、約46%がボトル、約54%がつめかえ用フィルム容器であった。

また、回収した空き容器は、2021年9月中に、リサイクル事業を担うヴェオリア・ジェネッツ株式会社にて分別・洗浄・処理を行う。

その後、同年10月までに、ユニリーバ・ジャパン及び花王にて、パッケージメーカーの協力を得ながらボトル容器へのテスト成型をすることを目指す。

さらに同年12月までに、テスト成型したボトルを用いて、強度試験、安全性試験などを行い、今後の洗浄・リサイクル工程に必要な要件を検証する。

今後も3ヶ月ごとに同様のプロセスを経て、ボトル容器からボトル容器への水平リサイクル技術の検証を進めていく予定だ。

一方、日用品の容器の分別回収の拡大については、既存の拠点での回収・啓発活動に加え、さらに多くの生活者に、より便利に、意義を感じながら参加してもらえるような仕組みづくりを進める。

具体的には、市民へのヒアリング、回収拠点の追加、アプリを使った拠点別の回収量の可視化などを検討中とのことだ。また、今後回収拠点が増えても商業的に持続可能であるよう、回収方法の効率化やパートナーとの協働も検討を進めて行くとしている。

なお、この活動は東京都の「プラスチック資源循環に向けた革新的技術・ビジネスモデル推進プロジェクト」で選定されたもの。事業内容は「都内自治体の公共施設等でのシャンプーボトル等の回収、水平リサイクル技術の検証」となっている。

※回収本数の概算÷東大和市の世帯数(39,895世帯、2021年8月時点)で計算

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