40~60代男性で「美容に関心あり」は5割強!男性の化粧品購入の実態と意識調査
2012.06.19
編集部
㈱インテージは、40~60代男性のスキンケア化粧品の購入実態と美容に関する意識について、同社の全国個人消費者パネル調査「SCI‐personal」の購買データおよびインターネットによる「SCI‐personalアドオンリサーチ」の調査結果をもとに分析した。
近年、男女の性差意識が薄れ、商品の“ボーダレス化”が進行する中、男性消費者の美容意識が向上し、女性向けに開発された商品を男性が使用する傾向もみられる。このような社会変化の中で、男性の化粧品購入や美容意識について、40~60代の男性に注目してその実態を調査・分析。一定金額以上のスキンケア化粧品の購入層を「市場牽引者」としてその特性の一端を探った。
調査結果のポイントは以下のとおり。
①スキンケア化粧品の年間購入額が2,000円未満と、2,000~5,000円未満の男性がもっともよく購入しているスキンケア商品は「洗顔料」、次に「メンズスキンケア商品」。5,000円以上の男性を対比してみると「化粧水」「美容液」「栄養クリーム」「乳液」の金額構成比の割合が高く、費用の差にみる美容意識の違いがもっとも顕著に表れている。
②40~60代の男性の5割強が美容に関心をもっている。
③自分の外見で気になっていることのTOP3は「髪の毛が少ない」(35,1%)、「白髪が多い」(34,8%)、「口臭」(29,2%)。
④気になっていることのうち「対処法がわからない」ため対処していないことは「毛穴が目立つ」(86,2%)、「くまが目立つ」(93,9%)、「ニキビ・吹き出物が出やすい」(75,3%)、「シミ・ソバカスがある」(87,5%)、「たるみが目立つ」(88,2%)など。
⑤スキンケアに期待する効果は「清潔感を与える」(44,5%)がもっとも多く、「健康的に見える」(32,3%)、「身だしなみが整う」(31,3%)、「若々しく見える」(30,8%)が上位。年間購入額5,000円以上の男性では上記に加え、「老化を遅らせる」(32,7%)などの割合が高かった。
⑥商品を選ぶ際にもっとも重視するのは「効果が高いこと」(51,3%)で、男性用であることを重視する人は14,1%と少なかった。
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