『すいおう』のポリフェノールが抗糖尿病ホルモン分泌

最新商品

2015.07.27

編集部

sub1株式会社東洋新薬(福岡県福岡市)は、中部大学 応用生物学部 教授の津田孝範氏、北海道大学大学院 農学研究院 教授 原博氏および講師の比良徹氏と共同で、『すいおう(甘藷若葉末)』に含まれる特徴的なカフェ酸誘導体が、血糖値上昇抑制作用のメカニズムの一つである抗糖尿病ホルモンGLP-1(Glucagon-like peptide-1)の分泌を促進することを確認した。

『すいおう』とは、サツマイモの一品種である「すいおう(翠王)」の茎と葉をまるごと粉砕し、粉末化した同社の独自素材。

同社は既に、「すいおう」の血糖値上昇抑制作用およびそのメカニズムの一つとして、GLP-1の分泌促進が関与することを確認している。

そこで今回、「すいおう」に含まれる特徴的なポリフェノールである3,4,5-トリカフェオイルキナ酸を代表とするカフェ酸誘導体が、GLP-1分泌促進に関与するかどうかをin vitro試験にて検証した。

また、これらのカフェ酸誘導体を含み、かつ食物繊維などが除去された「すいおう」抽出物が、2型糖尿病モデルマウスでみられる血糖値上昇を改善するかどうかを検証した。

今回の研究で、「すいおう」に含まれる特徴的なポリフェノールである3,4,5-トリカフェオイルキナ酸を代表とするカフェ酸誘導体が、「すいおう」の血糖値上昇抑制作用メカニズムの一つであるGLP-1分泌促進作用に関与 し、これらのカフェ酸誘導体を含む「すいおう」抽出物は、2型糖尿病改善作用を有することが示唆 された。

参考リンク
株式会社東洋新薬

#

↑