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インドネシアで美容産業が年間成長率4%以上の成長予測

インドネシアの化粧品およびパーソナルケア産業は急成長しており、今後は若年層を中心にeコマースのビジネス拡大が期待されるという。インドネシアでオンライン通販サイトを運営するFarmaku社は、インドネシアの化粧品およびパーソナルケア市場の年間売上高は43億9000万米ドルで2019〜2023年の間に年間約4.2%の成長率で市場規模が拡大するという予測を発表した。

世界で4番目に人口の多い国インドネシアの人口は、現在2億6400万人でその内の12〜15%が中所得層か高所得層のどちらかに属すると推定されている。可処分所得を持つ消費者が増えるにつれて、より高級な化粧品や個人用ヘルスケア製品への投資意欲が高まっている。一例として、ジャカルタでは、過去10年間で100以上のショッピングセンターがオープンしており、これらは消費者の個人消費に支えられているという。

もう1つの重要な要因は、インドネシアの若年層のショッピング習慣。インドネシアの平均人口年齢は、30.2歳でアメリカの38.1歳に対して8歳ほど若い。若い世代はデジタルおよびソーシャルメディアのマーケティングにより敏感に反応し、オンラインで買い物をする傾向が強いので、今後、eコマースのビジネス拡大が期待できるという。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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