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世界の口紅市場の予測ー2019年〜2026年

米市場調査会社 Allied Market Research(アライドマーケットリサーチ)は、12日、世界の口紅市場の最新の業界予測レポートをリリースした。 世界の口紅産業は2018年に82億ドルと推定され、2019年から2026年までに 年平均成長率(CAGR)5.5%で成長し2026年には125億規模に拡大すると予測。

有料レポート「Lipstick Market by Product Type (Matte, Glossy, Lip Powder, and Others), Form (Stick, Liquid, and Palette), and Distribution Channel (Supermarkets/Hypermarkets, Specialty Stores, and Online Stores): Global Opportunity Analysis and Industry Forecast, 2019–2026」の中で、製品タイプの市場分析、製品フォーマット分析、流通チャネルの分析などを含めて2019年〜2016年にわたり業界を予測している。

同レポートによれば、女性の外見に対する意識の高まり、および働く女性の人口増加は世界の口紅市場の成長を促進すると分析している。2019年から2026年の予測期間中、天然およびオーガニック成分の口紅の需要が急速に高まるほか、カスタマイズ可能な、またはパーソナライズされた口紅の需要の増加が予測される。

製品タイプに基づく調査によれば、マット口紅のセグメントは2019年に世界の口紅市場シェアの5分の2近くを占め、予測期間中、優位性を維持する見通し。 リップパウダーは、幅広い範囲で利用が可能なため女性の間で人気が高まると予測。リップパウダーセグメントは、製品タイプ別では予測期間中、最も成長率が高いと予想している。

流通チャネルの市場分析をみると、ハイパーマーケット/スーパーマーケットセグメントは2019年の世界の口紅市場収益の5分の2以上を占めた。予測期間中も占有率を維持するとみられている。オンラインショッピングの利用率は最速で成長しており、予測期間中に6.2%のCAGRで成長すると予想。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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