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英蘭ユニリーバ、スキンケアでホワイトニング、ライトニングの表現を廃止

英蘭ユニリーバは、6月25日、スキンケアポートフォリオを進化させる方針を打ち出し、全製品を対象に「フェア/フェアネス」、「ホワイト/ホワイトニング」、「ライト/ライトニング」いった文字の記載を廃止すると発表した。インドを中心にアジア圏で展開するスキンケア「フェア&ラブリーFair&Lovely(フェア&ラブリー)」のブランド名は、今後数ヶ月以内に変更する予定。

同社ビューティー&パーソナルケアプレジデントのSunny Jain氏は、「フェア」、「ホワイト」、「ライト」という言葉の使用は正しくないと考えており、「包括的ですべての肌のトーンをケアし、美容の多様性を称賛するスキンケアブランドのグローバルポートフォリオの構築に全力で取り組んでいきます」などとコメントしている。

米ミネソタ州で5月下旬に起きた、白人警察官が黒人男性の首を押さえつけて死亡させた事件をきっかけに、世界の主要都市で人種差別に対する抗議デモが続いている。一部でホワイトニング(美白)は、白人至上主義を賞賛しているとの批判があがっていた。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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