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ロレアルパリ、アメリカで家庭用ヘアカラーのコンシェルジュサービス開始

ロレアルパリUSAは、27日、アメリカでヘアカラーコンシェルジュと呼ばれる24時間年中無休のヘアカラープラットフォームを立ち上げたと発表した。ヘアカラーコンシェルジュでは、ヘアカラーの専門家が消費者からの問い合わせにビデオチャットとテキストメッセージで対応するサービス。

アメリカの主要都市では美容院の営業停止が続いており、同社の調査によるとサロンで毛染めをするアメリカの消費者の37%が自宅で毛染めを初めて体験したという。これにより、過去数カ月の間に同社の消費者ケアセンターへのヘアカラーの問い合わせが40%増加した。消費者が安心して自宅でヘアカラーができ、満足のいく結果がでるようにサポートしていく。

消費者がビデオチャットで専門家の意見を聞きたい場合は、美容院の予約のように事前に相談の予約をする。ヘアカラーの製品タイプと色合いの選択のアドバイス、カラーリングの方法を教授してもらうことが可能となる。仮想試着のデジタル機能を強化しており、消費者は希望する色合いをこれまでになく簡単に見つけることができるという。

消費者のサポート強化としてコンシェルジュサービスの新設のほか、公式サイトでは、より多くの消費者からの質問に対する回答を開示し、トレンド記事を掲載して最新の色やヘアスタイルを紹介している。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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