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ユニリーバ、2025年までに全世界でリサイクル可能な歯磨き粉チューブ導入

英ユニリーバは、18日、全世界で展開するオーラルケアブランドの歯磨き粉の容器を2025年までにリサイクル可能なチュープに変換する計画を発表した。対象になるのは Signal、Pepsodent、Closeupなどのブランド。2021年後半に最大のオーラルケア市場であるフランスとインドでリサイクル可能なチュープを導入する。第一弾としてフランス市場でポートフォリオの3分の1以上(35%)を占める最大の製品であるSignalにリサイクルチューブを展開する計画。

新しいチューブは、アルミニウムの代わりにリサイクル可能なプラスチックの1つである高密度ポリエチレン(HDPE)を主に利用して設計された。さらに、220ミクロンの最も薄いプラスチック材料を採用することで各チューブに必要なプラスチックの量を削減していく。同社が開発したリサイクル可能なチュープは、ヨーロッパ、北米、アジア市場でリサイクル可能性基準を設定するRecyClassによって承認されている。

同社は、米アムコー・テクノロジー、フィンランドのフタマキ、インドの EPL(旧エッセルプロパック)、大日本印刷インドネシア(DNPI)などの複数のグローバルパッケージメーカーと提携しており、2025年までにリサイクルチュープに転換するプロジェクトの達成を目指す。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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