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コロナ禍の美容業界従事者、8割が働き方を変えようと検討 うち半数はフリーを志向

株式会社GO TODAY SHAiRE SALON(東京都渋谷区/代表取締役:大庭邦彦)は10月19日、コロナ禍における美容師・ネイリスト・アイリストに対し、働き方やキャリアへの意識の変化に関して行ったアンケート調査の結果を発表した。

調査対象者は、GO TODAY SHAiRE SALON 公式LINE登録者で有効回答者数は210名。

質問は、はじめに「新型コロナウィルス感染症の拡大を受けて自身のキャリア観に変化がありましたか?」について聞いた。その結果、「大きく変化があった」が39%、「多少変化があった」32%となった(グラフ1)。

グラフ1

次に「新型コロナウィルスの拡大を受けて働き方を変えようと思ったことはありましたか?」について尋ねた。その結果、「頻繁にあった」が35%、「あった」が29%、「時々あった」が21%であった(グラフ2)。

グラフ2

これについては「都内では苦しい経営を強いられた美容室も少なくなく、実際にコロナの影響で退職せざるを得えなかった状況に陥ったと回答した人もいました」というコメントがあった。

3番めは、Q.1の質問で「変化があった」と答えた人のみ回答を求めたもので、働き方の選択肢として考えた選択肢を答えてもらった。

その結果、「フリーランスになる」が53%、「独立をする」が19%、「異なる職種に転職する」が12%となった(グラフ3)。

グラフ3

そこで「現在、転職・独立・フリーランスなどの働き方を検討していますか?」と聞いたところ、「検討して活動を進めている」が57%、「検討しているが活動はしていない」が17%、「検討し始めた」が16%となった(グラフ4)。

グラフ4

続いてQ.1の質問で「変化があった」と回答した人に、意識変化の理由について自由記述で回答を求めた。その結果、次のような意見が寄せられた。

・いつなにがあるかわからないから自分で自分を守らなきゃいけないとおもった。
・自分でどうにかしなきゃいけない事に気づいた。
・いつまでも雇われる立場ではいられない、と思った。
・1つのキャリアだけでは今後は厳しい時代になると感じる。また、美容師を楽しく長く続けて行く為には他にも収入源を作れた方が良いと感じている。
・時間の拘束が無駄に感じてきた。暇な時間になぜ店舗に滞在しなければならないのか、他に自分にプラスになる事に時間を使いたいと思った。

これらの意見について同社は、「先の状況が見えない中で、自分自身でキャリアや強みを作っていかなければならない美容師と両立できる別の仕事を得たいという回答が多くありました。そのために自分が時間をコントロールできることが重要だと考え、働く場所や時間を自分で選択することができるフリーランスの働き方を検討する美容師が増えていることが推測できます」と分析している。

なお、同調査の全文は、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000036994.htmlで見ることができる。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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