コーセー、新スキンカウンセルを店舗に導入 既存の肌測定機器も刷新
2021.11.10
編集部
株式会社コーセー(東京都中央区、代表取締役社長:小林一俊)は、店頭で顧客の肌状態を解析できる肌測定機器の機能を拡充させ、「スキンカウンセルV」として約8年ぶりに刷新、11月5日より主要店を皮切りに全国のコーセー取扱店への導入を開始した。
「スキンカウンセルV」は、ハンディタイプの肌測定デバイスだ。ユーザーの肌にあてて測定すると、「水分」、「油分」、「ハリ」、「キメ」、「透明感」、「シミ」、「毛穴」の7項目の結果が表示され、肌状態を細かく解析することができる。
各測定項目は、同社が研究を重ねてきた肌データに基づいて設計されており、その知見を活かして開発したアルゴリズムを搭載している。今回新たに追加された項目の「透明感」も、その成果を活用したものだ。
また、蓄積したデータから年代平均と比較でき、客観的な肌状態をユーザーと共有することが可能だ。さらにスキンケアの観点だけではなく、測定結果に応じてファンデーションの色選びためのガイドマップも表示されるため、ベースメイク購入時の色の選択に役立てることができる。
また、同社は「スキンカウンセルV」のリリースと同時に、既存の店頭用カウンセリングツールに、連携アプリケーションである「Beauty Consulting Navi」を新たに開発・導入した。同アプリでは「スキンカウンセルV」で測定した結果がさらに詳しく表示される
それにより、店頭での接客においてスムーズに連動させることで、美容部員(ビューティコンサルタント)による顧客へのより詳細なカウンセリングが実現できるようになった。
なお、「スキンカウンセルV」は今後、海外市場においても順次導入を拡大し、グローバル共通での活用を予定している。