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メンズコスメ市場 エイジング・におい・スカルプケアがけん引

株式会社総合企画センター大阪(大阪市西区)は2013年度のメンズコスメ市場について調査結果を発表した。

2013年度のメンズコスメ市場は、前年度比3.6%増の1,616億円。3年前の2010年度と比較すると7.3%増となっており、市場規模は拡大基調を維持している。要因としては、新企業の参入や既存企業の新ブランドの投入に伴う市場の活性化が挙げられ、特にエイジングケアやにおいケア、スカルプケアを訴求したブランドが順調に推移している。

フェイスケア市場は2012年度比2.4%増で推移。特にエイジングケアについて、『乾燥による小じわを目立たなくする』機能を追加した大塚製薬の「ウル・オス」のほか、エスティローダーの「アラミス」などが販売高を順調に伸ばしている。2014年度は、エイジングケアに加えて、美白について小林製薬が男性用シミ対策ブランドとして「メンズケシミン」を導入し好調に推移していることなどから、フェイスケア市場は一層拡大する見通しとなっている。

ヘアケア市場は2012年度比3.0%増で推移。特に「ウル・オス」(大塚製薬)や「ルシード」(マンダム)、「h&s for men」(P&G)など、頭皮環境を清潔に保つことを謳ったスカルプケアが伸長している。2014年度については、ユニリーバ・ジャパンが髪の強さと美しさに着目した「クリアフォーメン」を導入し販売高が順調に推移していることなどから、引き続きスカルプケア市場がヘアケア市場をけん引する見通しである。

ボディケア市場は2012年度比8.5%増で推移。ロート製薬が中高年層をターゲットにニオイの徹底ケアを謳った「デ・オウ」を導入し、好調なスタートを切っていることなどから、市場は大きく拡大している。2014年度については、「ルシード」(マンダム)が『ミドル脂臭』のケアを謳った商品を発売し、好調な立ち上がりをみせていることなどから、ボディケア市場の拡大に寄与する見通し。

同社では、調査レポートの販売を行っており、今後も伸長が見込まれるメンズコスメ市場について徹底分析。主要各社の発売経緯、ブランドコンセプト、販売高、販売方法などを分析している。また、機能別の販売高を算出することで、同市場の動向とトレンドを明らかにしている。

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