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深刻な肥満患者は男性で8.4年、女性で6.1年平均寿命を縮める?

深刻な肥満は心臓発作、脳卒中、糖尿病、癌などの深刻な病気のリスクを増大させるという相関関係が取り上げられる中、このほど、カナダのマギル大学は、「ランセット糖尿病と内分泌学学会」で新しいデータとして深刻な肥満状態が平均寿命にどのように影響を与えるかを研究した結果を12月9日、発表した。

同大学は、様々な男性と女性の年齢層の大規模なサンプルから膨大な量のデータを採用し、コンピュター解析で数学的に重度な肥満患者の平均寿命の予測数値を作成した。 重度の肥満男性は健康的な体重の男性と比較して寿命8.4年を失い、重度の肥満女性は健康的な体重の女性と比較して寿命6.1年を失うことになる結果を算出した。

さらに短い寿命に加えて、重度の肥満患者の多くは、生活に痛みを伴う。相関関係がある病気への発病を含めて痛みを伴う健康問題に直面し、衰弱した18.8年を過ごすという予測データも弾き出した。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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