漢方薬を自動で煎じから包装まで可能に

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2015.06.23

編集部

花柄パック注ぎ(縮小)漢方薬を煎じ薬として飲む場合、生薬を土瓶などに入れて煎じるのは手間がかかるもの。この手間を解決したのが、株式会社ティ・アイ・エス(福岡県福岡市)が販売している自動生薬煎じ包装機『煎自動マイスター』だ。

『煎自動マイスター』は、生薬を煎じる「煎じ釜」と煎じ液をパックする「充填包装機」を一体化した装置。毎日煎じなければならない負担を減らし、毎日安定した成分抽出ができる。調剤薬局などにおいては、近隣の店舗との差別化を図ることができる。

煎じ終わった直後の煎じ薬をそのまま真空パックできるので、雑菌などの繁殖を防ぎ、長期保存が可能。加熱調整を自動で行なうため、手間をかけず毎回安定した煎じ薬を作ることができる。

パック容量は、最小50ccから最大250ccまで対応可能。容量誤差は±10%以内。包装生産能力は毎分6~8個。

室内空間の有効活用を図るため、煎じ釜が1つだけの1ポット型と、大量生産向け3ポット型を用意している。3ポット型は、3つのポットで別々の処方を煎じることも可能だ。

1ポット本体(縮小)使い方としては、これまで薬局で処方してもらっていた漢方薬は自宅で自分で煎じる必要があったが、『煎自動マイスター』を導入することで、薬局で或いは自宅で煎じパックにできる。生薬独特のにおいを気にする必要はなく、持ち運びも自由にできる。

『煎自動マイスター』は、生産性向上設備投資促進税制(A類型)の対象設備なので、2017年3月末まで「即時償却または税額控除」の税制優遇措置を受けることができる。対象者は、青色申告法人のうち、資本金1億円以下の法人または個人事業主。

煎じパック以外にも、健康茶、薬湯、ダシやスープなど様々な利用方法がある。

参考リンク
株式会社ティ・アイ・エス

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