世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

資生堂、肌の酸化ダメージのサンスクリーンでの防止効果を可視化

株式会社資生堂(東京都中央区)は7日、東北工業大学との共同研究により、超高感度冷却CCD(Charge Coupled Device)カメラによる測定技術を応用することで、肌を傷つけることなく直接、紫外線による肌の酸化ダメージのサンスクリーンでの防止効果を可視化することに成功したと発表した。

これにより、サンスクリーンの効果を視覚的に示すことができるようになった。今後、この技術をサンスクリーンをはじめとするスキンケア製品開発へ広く応用する予定だ。

共同研究では、超高感度冷却CCDカメラによる測定技術を応用し、サンスクリーンを使用した部分と使用していない部分に紫外線を照射し、肌の酸化ダメージを比較。その結果、サンスクリーンを使用した部分では、明らかに紫外線による肌の酸化ダメージを防止できることを今回初めて可視化した。

サンスクリーンの効果を視覚的に示すことができるようになったことで、サンスクリーンを使用することの重要性、塗り直すことの必要性などをお客にわかりやすく伝えることができるようになった。

生物は、バイオフォトンと呼ばれる目には見えない極微弱な光を発している。この極微弱な光は酸化ダメージによって増加することが知られているが、非常に弱い光のため可視化することは困難だった。

人の肌もバイオフォトンを発しており、紫外線を浴びると肌の酸化ダメージが進み、肌からバイオフォトンが多く発するといわれている。従来、肌の酸化ダメージの評価は肌から採取した角層サンプルや培養細胞を用いて行ってきたが、このたび、超高感度冷却CCDカメラによる測定技術の応用で、バイオフォトンを撮影でき、肌の酸化ダメージを高精度で可視化することができた。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New
美容経済新聞

美容経済新聞は、日本の美容業界に特化した専門的なニュースを提供するメディアです。業界の動向やトレンド、企業情報、製品情報など、美容に関する幅広いテーマを取り上げています。 編集部では、美容業界の取材や情報収集、分析を行い、業界内外の最新情報を主に美容業界関係者に向けて発信しています。私たちは「キレイをふやす」を企業理念として信頼性の高い情報提供を通じて美容業界の発展に貢献すべく努力しています。

  1. 美容経済新聞社がLNE社(フランス)とライセンス契約を締結

  2. 伊藤超短波が監修するエステティックサロンがベトナムにオープン

  3. Saas型在庫管理ソフトの「Spes(スペース)」社が シードラウンドでの資金調達を実施

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP