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ロサンゼルス生まれスパブランド「Bliss」、 動物実験禁止プログラム参加

化粧品開発のための動物実験禁止の動きが活発化される中、ロサンゼルス生まれのスパブランドBliss(ブリス)は、23日、アメリカで動物愛護活動の非営利団体People For The Ethnical Treatment of Animals(PETA)とパートナーシップを結んだと発表した。ブリスは、今年の初めに製品ラインを一新して100%クルエルティフリー、パラベンフリーのスキンケアとボディーケアラインの発売を開始しており、これらの製品ラインがPETA基準を満たし、動物愛護の会社として認可された。

同社はブランドの再構築の一環として、ビーガンスキン&ボディーケア製品のコレクションもリリースした。2019年春シーズンに向けて、新製品の開発を PETA基準に沿って進めている。

アメリカの消費者の間でクルエルティフリーへの関心は高まっており、アプリ運営会社Perfect365の調査によれば、アプリ利用者の女性4割弱がクルエルティフリーを実施している会社の化粧品ブランドを選んで製品を購入しているという。動物実験禁止を実践することは、大手メーカーのみならず、ベンチャー企業が消費者からの指示を得るために重要な課題になっていくようだ。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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