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米スキンケアCeraVe、 糖尿病患者のためのスキンケアライン開発

ロレアルグループ傘下の米スキンケアCeraVe(セラヴィ)は、11月27日、糖尿病患者の特定のスキンケアニーズに対応し、皮膚合併症のリスクを軽減するために新しく「Diabetics’ Dry Skin Relief line(糖尿病患者用ドライスキンリリーフ)」ラインを開発したと発表した。新ラインには3つの必須セラミドにビルベリーと尿素を組み合わせており、皮膚をほぐし、長時間の保湿効果を提供するという。

糖尿病患者用ドライスキンリリーフから『モイスチャライジングクリーム』、『ハンドアンドフットクリーム』、『クレンジングウオッシュ』の3つの新製品を全米の大規模小売チェーン店、アマゾンおよびCeraVe公式サイトで年内に発売する予定。

米国民健康調査の調査によると、糖尿病は現在2900万人の成人に影響を及ぼしており、前糖尿病と診断されている予備軍を考慮すると、患者数は2050年までに成人の8600万人(成人の1/3)に増加すると予測される。糖尿病患者は皮膚バリアの機能の低下によって引き起こされる皮膚のかゆみ、乾燥、ひび割れおよび挫傷などに悩まされることが多いという。CeraVeのマーケティング担当副社長のDerrick Booker氏は、「糖尿病患者の数が増え続けるにつれて、このような製品群を開発して、特殊なスキンケアを求めている消費者を支援することが重要です」などとコメントしている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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