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パーソナルケア市場でナチュラルを求める傾向へ

2014年の世界のパーソナルケア市場のおおよそ75%は合成化学物質を配合した製品が占めていたが、天然成分を好む消費者が増えてきており“真の天然素材を追求する傾向が続いている”という分析結果を米コンサルティング会社クライン&カンパニーは1月29日、発表した。詳しい調査結果は同社が有料で提供する「Natural Personal Care Global Series」から入手可能。

米国や欧州などの成熟市場で天然成分を嗜好する消費者層が拡大している。アバロンオーガニック、ジェイソン、アンネマリー・ボーリンド、メルヴィータなどいくつかの欧米のブランドは同社が原料の天然性を査定するシステムで高い評価を獲得。

一方、ブラジルやアジア太平洋諸国のいくつかの国では“自然風”と本物の天然成分との違いにあまり重きを置いていないという消費者動向がみられた。

売上高の推移をみると、2014年のパーソナルケア市場での天然成分配合製品の売上高は前年比10%増加した。これは全ての地域で推移しており、2019年まで10%前後のCAGR(年平均成長率)を予測している。

クライン社は、パーソナルケア市場の展望について、2015年2月11日午前11時(アメリカ東部標準時)にオンラインセミナーを開催する。事前のウェブ登録で、無料でセミナーに参加できる。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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