概要
オゾン(ガス)を限りなく小さくした気泡を水と混交させて生成。アルコールよりも強い殺菌力を持ち、細菌や酵母、カビのほかに、医療分野では新型インフルエンザやノロウイルスに対する有効性も期待されている。またオゾン(O₃)は自然分解すると酸素(O₂)に戻るため、残留性がなく、塩素系殺菌剤のように耐性菌が発生するおそれもなく、消毒・消臭・脱色などの分野で活用される。日本では食品添加物として認可されており、無害で安全性が高く、環境に優しいことから、東京都や大阪市の水道局などが水道水の殺菌に利用したり、カット野菜の殺菌に利用したりと応用の幅が広がっている。
美容へのアプローチ
殺菌・脱臭作用だけでなく、角質やくすみオフ、アトピー性皮膚炎の治療など、美容面での効果も注目を集めているオゾン水。赤ちゃんのおへそ洗浄や目の消毒にも活用されるほど安全安心で肌に優しいのもその理由だ。日々のスキンケアに取り入れることで、表皮の免疫細胞に出会ったオゾンが「オゾンシグナル」を出してヒアルロン酸やコラーゲンの生成を促すなど、肌深部の細胞を活性化。強い殺菌作用で、これまで落とし切れなかった雑菌や汚れを取り除き、若々しい肌へと導いてくれる。さらに美肌のカギとなる正常なターンオーバーが促され、自己治癒力を高めた肌は刺激やアレルギーなどの進入を防ぐ働きも。