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フォーシーズHD、Webを強化して新規顧客を獲得

株式会社フォーシーズホールディングス(福岡県福岡市)は8日、決算説明会を開催し、カラーコンタクトレンズ事業の売却に伴い、化粧品・健康食品の通信販売と化粧品卸事業を2大柱として、SNSなどのWebを強化して新規顧客の獲得を目指す姿勢を鮮明にした。

2017年9月期通期の決算は、カラーコンタクトレンズ事業の売却により、売上高が前期比38.1%減の26億6800万円と当初予想の41億円から大幅に減少した。この41億円は「カラーコンタクトレンズ事業分を見込んだもの」(代表取締役社長の洲崎智広氏)。ただ、当期純利益は同63.9%増の2億円を確保。これは同事業売却に伴う特別利益計上および貸倒引当金の戻入による。

各セグメントの業績を見ると、通信販売事業を展開する株式会社フェヴリナ(福岡県福岡市)の売上高は7億3000万円、当期純利益は500万円。主力の『炭酸ジェルパック』のほか、セカンドブランドとしてオールインワンの『ハダリフト』を9月に立ち上げた。今後はセカンドブランドに注力していく方針。また、これまでのTV広告中心からWeb広告にシフトさせ、SNSとの連動企画なども織り交ぜながら新旧顧客の獲得・確保に努めていく。さらに、店舗展開の検討もしていく考えを示した。

株式会社サイエンスボーテ(福岡県福岡市)の売上高は8億8900万円、当期純利益は4000万円。「ラジオ広告を抑えてWebテストマーケティングに資金を充ててきた」(洲崎氏)ことで、当初予想の売上高10億2000万円、当期純利益7300万円を下回った。創業以来、ラジオCMで顧客獲得を行ってきたユニークな販売チャネルを展開してきたが、今後はWebによる新規顧客の拡大を図っていく考えを示した。

化粧品卸の株式会社Cure(東京都千代田区)の売上高は6億3600万円、当期純利益は1億500万円。当初予想の売上高7億7000万円、当期純利益1億900万円を達成できなかったのは、「インバウンドが落ち着いてきたことや、競合の台頭で売り場確保に手間がかかったこと、取引先の見直しを行ったこと」(洲崎氏)が原因。今後は、従来の卸だけでなく「Webでの直接販売にも注力したい」(同氏)との考えを示した。

2019年9月期通期の売上高は70億円を見込んでいたが、現在、「中期経営計画の見直しを行っている」(洲崎氏)ため、具体的な数値については変動するとしている。

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