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滋賀県東近江市の紫根を配合したオーガニックコスメが登場

滋賀県東近江市の地域活性化に向けた各種事業に取り組む株式会社みんなの奥永源寺(滋賀県東近江市)は27日、国産の紫根エキスを使用したオーガニックコスメ『MURASAKI no ORGANIC』を発表した。「地域住民を含めて長く親しんでもらいたい」(代表取締役社長の前川真司氏)と期待感を示した。

『MURASAKI no ORGANIC』に配合されている紫根エキスは、万葉の時代から栽培されてきた薬用植物の一つで、根の部分はやけどなどに使う漢方薬『紫雲膏』として知られている。古くから“冠位十二階位”の最高位である“濃紫”の染料としても用いられてきた。しかし、現在は絶滅危惧種に登録されているほど貴重な植物となっている。

しかし標高400m以上の冷涼な気候の奥永源寺地域で紫草の栽培に成功し、地域活性化のシンボルとして花を咲かせるようになった。

現在、漢方薬として使われているセイヨウムラサキは年間1万2000kgで、すべて中国からの輸入に依存している。今回、同社が栽培しているのは鈴鹿固有種の純国産ニホンムラサキで、前川氏が5年前から耕作地を開拓して地元住民らとともに栽培したものだ。

紫根は、にきびなどを抑制する抗菌・抗炎症作用を持ち、肌の環境を最適化する。また、肌のターンオーバーを促進し、アンチエイジングに良いほか、メラニンを抑制して美肌に導く。『MURASAKI no ORGANIC』には紫根のほか、地元産の菜たね油の『菜ばかり』を基剤とし、ひまわり油やアオバナを配合している。

『MURASAKI no ORGANIC』はトナー(税抜3500円)、セラム(同3750円)、オイル(同4500円)、フェイスウォッシュ(税込2970円)、ハンドクリーム(税込2970円)の5品種で構成。各品500本単位の製造、初期ロット3000本の製造に対応できるという。「今後はニーズなどの状況を見て、ヘアケア、リップの開発も検討していく」(前川氏)。

また、販売チャネルについては「地元の道の駅、クラフトショップ、ライフスタイルショップなど、地元とつながるところで販売していく」(前川氏)考え。台湾など海外からの引き合いもあり、越境ECの活用も検討していくとしている。

トナー、セラム、オイル、フェイスウォッシュの4品は4月下旬に、ハンドクリームは6月中旬に販売を予定している。

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