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日光ケミカルズ、第1回ハラル医薬品化粧品国際会議で口頭発表

化粧品・トイレタリー・医薬品などの販売を手掛ける日光ケミカルズ株式会社(東京都中央区)は、第1回ハラル医薬品化粧品国際会議および第7回アジア太平洋薬学教育ネットワーク会議(2018年10月6日~7日開催)において、10月中にハラル認証取得を予定している国内2工場(宇都宮・那須)における取り組みやハラルパーソナルケア市場におけるマーケット・オポチュニティについて口頭発表を行った。

東南アジア(SEA)の経済は拡大傾向にあり、中間層の消費者増加によりパーソナルケア市場が今後急速に拡大すると見込まれている。口頭発表では、これらの市場の多くの消費者がムスリムであり、イスラムのルールに準拠していることを表すハラル認証を持つパーソナルケア製品へのニーズが非常に高まっており、ムスリムの消費者ニーズに合わせた製品開発がこの地域におけるビジネス発展には不可欠との認識を示した。

ただし、同社が実際にマレーシア・インドネシアの多くの消費者に現地でのパネルディスカッション・調査を行った結果、多くのムスリム消費者がハラル認証を取得したパーソナルケア製品を求めている一方で、市場に認証を取得しているパーソナルケア製品が少ないこと、その結果として製品の原料由来に不安を感じながら購入をしている事実が明らかになった。

また、その主たる原因が高品質なハラル認証原料が市場に少ないことであると判明。このことからパーソナルケア市場において強みを持つNIKKOL GROUPとして同社の製品・製造プロセスのハラル化対応を行うことで、ムスリムが安心してパーソナルケア製品を利用してもらう環境が作れるのではないかとの思いから、7年以上にわたり積極的にハラル化への活動に取り組んできた。

その結果として、2011年にはシンガポール工場でMUISを取得し、宇都宮と那須にある2つの工場についてもハラル認証を受ける予定。セッションでは、東南アジアのハラルパーソナルケア市場におけるマーケット・オポチュニティと、認証取得に向けた取組から見えるハラル化対応におけるポイントを詳しく説明した。

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