AIが1時間で1,000案のパッケージデザインを制作 デザイン作業効率化に貢献

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2021.10.1

編集部

パッケージデザイン開発とマーケティング・リサーチを行う株式会社プラグ(東京都千代田区/代表取締役社長:小川 亮)は9月27日、AIが自動でデザインの生成と評価を繰り返し、消費者に好まれる商品パッケージデザインを開発するAIサービスを9月30日より提供すると発表した。

同サービスは、人工知能が生成と評価を繰り返し、1時間で1,000案を創出する。これまでのデザイン開発において不可能であった「短期間で多くのデザイン数」を生み出すことが可能になったとともに、消費者の評価が高いデザイン案を選択できることにより、大幅な時間の短縮とコスト削減を可能にする。

デザイン案のUPについては、画像素材をアップロードするだけでAIがデザインを生成する。同時に、920万人分の消費者調査のデータを元に、消費者が好むデザイン案をAIが選び出す。

この上位デザインを元に、AIはさらにデザインを生成し、「デザイン生成と評価」を繰り返す。

そして、最終的に1,000案の中から、TOP100を表示。「おいしそう」「かわいい」「シンプル」「高級感・上質感」など19のイメージワードでランキングすることにより、商品のコンセプトに合致したデザインが選ぶことが可能だ。

同社はこのサービスについて次のようなメリットをあげている。

・商品開発期間の大幅な短縮とコスト削減
・新商品、リニューアル商品の売上アップに貢献
・商品開発に携わる商品開発担当者やブランドマネジャー、デザイナーの業務効率化に貢献
・ビールや飲料、菓子、調味料、日本酒、パスタソース、医薬品、ペット用品、和日配、ビジネス書、化粧品をはじめとする、51のカテゴリーで使用が可能
・性別、年代別にターゲティングが可能で、ターゲット層にささるパッケージ開発を実現する
・消費者調査を行わないため、情報漏えいのリスクが大幅に軽減される

また、今後については「毎年春と秋の年2回、約1,200商品を対象に120万人以上の消費者調査を継続して実施することで、さらに多くのカテゴリーを追加し、消費者のデザイントレンドを加味した評価も可能となります」としている。

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