スキンケアで重視しているお手入れ、1位は「クレンジング」
2014.12.17
編集部
株式会社シーボン(東京都港区)は、20~50代の女性500名を対象に「クレンジング(化粧落とし)」に関する調査を実施した。
調査結果からは、普段のスキンケアアイテムで「クレンジング」を重視しているにも関わらず、多くの女性がケア方法に自信がなく、不安・不満を感じているという、“クレンジングのジレンマ”が明らかになった。
まず、「普段のスキンケアの中で、ご自身にとって最も優先度が高いものは何ですか?」と聞くと、「クレンジング」(32%)が1位に。次いで、「化粧水」(30%)、「洗顔料」(16%)が上位に並んだ。 そこで、クレンジングなどの“落とす”スキンケアと、化粧水や美容液などの“与える”スキンケアのどちらを重視しているかについても調査。その結果、“落とす”スキンケアを重視している人が70%、“与える”スキンケアを重視している人が69%と、どちらも同じくらい重視されていた(複数回答)。
スキンケアは“与える”ものがフォーカスされることが多い中で、日常的にメイクをしている女性たちは、“落とす”スキンケアにも関心が高いよう。さらに、普段のクレンジングで意識していることについて複数回答で調べたところ、約半数の人が「肌を強くこすらない」(51%)、「ぬるま湯でおこなう」(48%)と 回答。そのほか、「適量のクレンジング料を使う」(39%)、「クレンジング料をメイクとなじませる」(38%)などのポイントに関しても意識されていた。
このように、多くの女性がクレンジングを重要視している反面、65%と約7割もの人が「クレンジングはスキンケアの中で最も面倒」とも回答している。さ らには、「クレンジングにはお金をかけていない」(61%)、「クレンジングには時間をかけていない」(60%)といった、満足にクレンジングができていないことが浮き彫りになる結果に。約5人に1人は、「疲れているときなどはクレンジングをせずに寝てしまう」(21%)とも答えており、「メイクを落とし忘れて寝た次の日、肌がゴワゴワになっていた。」(37歳)、「20代前半はほぼ毎日メイクをしたまま寝てしまい、今、肌のでこぼこが気になりだした。」 (27歳)などのコメントも。
これらの実態をふまえ、「クレンジングの方法に自信はありますか?」と聞いたところ、78%と約8割もの人が「自信がない」と回答。また、クレンジングケアに対する不安・不満について聞くと、最も多かったのは、「きちんと汚れが落ちていない気がする」(64%)。そのほかにも、ケアに対する自信のなさを反映したように、「潤いまで落としてしまっている気がする」(57%)という不安や、「納得がいくクレンジングアイテムが見つからない」(47%)といった不満も、約半数の人が感じていることが分かった。
実際に、「クレンジングをするときの力が強かったせいか、肌が荒れた。」(45歳)や、「シートタイプのものを連続して使用していたら、顔がヒリヒリしてきた。」(41歳)、「簡単に済ませていたら、吹き出物が出るようになった。」(38歳)、「よく落ちると聞いて購入したが、潤いまで奪われてしまいひどくつっぱるようになった。」(26歳)など、年代を問わず、 クレンジングの悩みを挙げる声も多く挙がった。
今回の調査結果は、クレンジングを重視したいという気持ちと同時に、ケア方法に自信がなかったり、どうしても面倒に感じてしまったりという女性たちの本音がうかがえる、“クレンジングのジレンマ”が浮き彫りになった結果であると言える。
- 参考リンク
- 株式会社シーボン