資生堂が新工場建設、2019年度中の稼働目指す

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2017.10.19

編集部

株式会社資生堂(東京都中央区)は19日、栃木県大田原市に新たな生産拠点「資生堂那須工場(仮称)」の建設用地取得を決定したと発表した。同工場は、主にスキンケア製品の製造工場として2018年度中の着工、2019年度中の稼働を予定している。

併せて、現在建設準備を進めている、国内外に向けたスキンケア商品の生産を行う大阪新工場(大阪府茨木市)の生産能力を当初計画比2.1倍に引き上げるとともに、生産に必要な原料・容器の安定確保のためにサプライヤーとの協働を推進する。これらの取り組みにより、中長期的に安定した生産体制の確立を目指す。

資生堂那須工場(仮称)は、拡大するスキンケア商品生産の中核を担う拠点。国際規格ISO22716に準拠し、厳しい製造・品質管理を徹底する。IoTなどの最先端技術を活用するとともに、サプライヤーとの連携や物流の観点からも効率的な生産・流通体制を構築して、変化する市場に迅速に対応する。また、地域の自然を守るべく水環境への影響ゼロを目指した取り組みを行っていくとしている。

【資生堂那須工場(仮称)の概要】
■建設予定地:栃木県大田原市中田原地区
■土地面積:11万m2(約3.3万坪)
■建築面積:3.8万m2
■階数:地上1階建(一部複数階)
■生産品目:スキンケア製品等
■生産能力:年間約1.2億個
■投資規模:約300~400億円
■着工時期(予定):2018年度中
■稼働開始(予定):2019年度中

参考リンク
株式会社資生堂

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