精神的ストレスで頰の皮脂分泌量が増加する

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2018.01.19

編集部

株式会社資生堂(東京都中央区)のスキンケアブランド「専科」が実施した、30~40代の女性16名を対象とした「ストレス負荷時の肌生理測定試験」によると、精神的なストレスにより頬の皮脂分泌量が増加することが明らかになった。

同測定試験では、初対面の人物との面接などにより精神的ストレスを与えた後に、頰部の皮脂分泌量を専用測定器(Sebumeter)で測定し、精神的ストレスを与えない場合の皮脂分泌量と比較。その結果、精神的ストレスを与えた場合では、与えない場合に比べ、皮脂分泌量が約1.7倍に増加することが確認された。

一方、全国の20~59歳の女性1041名を対象にした「現代女性の生活実態」に関する意識調査も併せて実施。「あなたは普段、日常生活でストレスを感じていますか?」という質問に対し、働く女性488名のうち81.8%が「ストレスを感じる」と回答した。特に、30代では85.7%という高い割合となっている。

また、ストレスを感じている働く女性399名に「あなたが普段感じているストレスについて、解消するための手段を取れていますか?」と訊ねると、53.4%が「取れていない」と回答し、特に40代においては67.1%がストレス対策を取れていない実態が明らかになった。

今回実施した試験・意識調査の結果から、現代社会では、働く女性の8割強がストレスによる皮脂の過剰な分泌によって、肌がくすみやすい環境に晒されている可能性があると考えられる。

参考リンク
株式会社資生堂

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