シーボン、海外へのサロン展開に意欲

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2018.05.18

編集部

化粧品や美容器具の製造販売などを手掛ける株式会社シーボン(東京都港区)は17日、2018年3月期決算説明会を開き、中国に出店した海外1号店を皮切りに「海外にシーボンファンを確実に増やしていきたい」(代表取締役兼執行役員社長の金子靖代氏)と今後の海外展開に意欲を示した。

2018年1月に、寧波開元名都大酒店(ニューセンチュリーグランドホテル寧波)の中に初の海外1号店となる「C’BON倩朋国際沙龍」をオープンした。運営は現地特約店による。全室個室で、同社製品の販売のほか、フェイシャル・ボディなどのエステを提供。グローバルフェイシャリストを派遣して日本の高い技術を指導する。10年以内に海外売上比率を10%に高めることを目指している。

一方で、国内のフェイシャリスト不足は深刻化している。2018年3月期通期においてもフェイシャリストが全体の5%減少している実態が明らかになった。人件費減少は経費改善に寄与するとはいえ、長期的にみると「今後は人員を増やし強化していかなければならない」(金子氏)との認識を示した。

2019年3月期通期については、基幹システムの刷新などに投資を注力していく構え。「現在は代理店主体でお客とつながりがあるが、システムでもつながりを強化して、早期に売上増に反映していきたい」(金子氏)との考えを示した。

2019年3月期通期の売上高は前期比1.5%増の127憶5500万円、当期純利益は同46.0%減の2憶700万円となる見通し。

参考リンク
株式会社シーボン

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