「飲む」ヒアルロン酸にシワ抑制効果
2018.07.10
編集部
株式会社トウ・キューピー(東京都渋谷区)は、「飲む」ヒアルロン酸の効果について、経口摂取によるシワ抑制効果をこのほど発表した。
“保湿成分”のひとつとして、現在スキンケア商品の多くに配合されている「ヒアルロン酸」。スキンケアとしての「塗る」ヒアルロン酸は1gあたり6リットルの水分を貯える力により、肌表面の潤い保持、バリア機能のサポートなどで乾燥肌を改善する効果が期待できる。
長年にわたりヒアルロン酸の研究を行っているキユーピーでは、ヒアルロン酸のさらなる成分追及の一環として「飲むヒアルロン酸」の有用性について検証。その結果、ヒアルロン酸を「飲む」ことにより肌の水分値上昇効果の他、「シワ抑制効果」も認められることがわかった。
皮膚老化の原因の8割は「太陽光、熱、喫煙などの外的要因」と言われ、その外因性老化のなかでも太陽光に含まれる「紫外線」が皮膚に対してもっとも影響が大きく「光老化」とも呼ばれている。
光老化した皮膚は弾力と水分が失われ「シワ」が形成されるのも特徴。この「シワ」は皮膚内のコラーゲンが紫外線によって分解されることも原因のひとつとなっている。
経口摂取したヒアルロン酸は、腸内細菌によって低分子化され大腸から吸収。その後血中や皮膚へと移行する。皮膚内でのヒアルロン酸は「コラーゲン分解を抑制」するばかりでなく「線維芽細胞を増殖」するため線維芽細胞で作られるヒアルロン酸やコラーゲンなどを合成促進する。
シワ形成の一因である「コラーゲンの分解を抑制」し「合成を促進」をするヒアルロン酸は、シワのできにくい肌環境をつくりながら既にあるシワも軽減する機能が報告されている。
- 参考リンク
- 株式会社トウ・キューピー