ライオンなど6社、ヘルスケア意識した「未来のオフィス」づくりへ

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2018.07.30

編集部

ライオン株式会社(東京都墨田区)ほか5社は30日、ダイキン工業株式会社が発表した協創プラットフォーム『CRESNECT(クレスネクト)』の第1弾プロジェクトとして、「未来のオフィス空間」づくりを目指した取り組みを共同で企画・実証していくことで合意したと発表した。

今年度中に、各社が保有する最新テクノロジーやデータ、ノウハウを融合しAI(人工知能)やIoTを駆使することで、生産性や創造性が高まり、快適で健康に働けるオフィスを実際に体感できるワークスペースの開設を目指す。

ライオンは、同社の技術、ソリューションを活用して、口腔内のセンシングによる健康チェック、メンタルヘルスケアを意識した空間創りなどを通じて、オフィスワーカーのヘルスケア、エチケットリテラシー向上に貢献する新たな製品・サービスを開発する。

検証する空間コンテンツの例としては、例えば、在室者の行動を見える化することで、オフィスワーカーの業務を健康面からも支援。着座している時間や移動距離、ストレス度や集中度などを計測して分析することで、それぞれに適したタイミングでのリフレッシュタイムや仮眠の推奨、精神状態に合わせた業務の提案を行い、健康的に働き続けられるオフィス空間サービスの開発を行う。

今回のプロジェクトでは、東京都心部のオフィスビルに、「より効率的に働けるオフィス空間」などをテーマに、複数の空間コンテンツを導入したワークスペースの開設を目指している。空調・照明・音響・香り・家具などの設備環境だけでなく、さまざまなオフィスシーンに合わせてデザインした空間を設け、そこで働く人々の快適性、生産性、健康などに関わるデータを収集しながら、コンテンツの効果検証や新たなコンテンツ創造を行う。

ライオンのほか、株式会社オカムラ、ソフトバンク株式会社、ダイキン工業、東京海上日動火災保険株式会社、三井物産株式会社が今回のプロジェクトに参画している。

『CRESNECT』は、空調機から得られるさまざまなデータや、各パートナー企業が持つデータやノウハウを蓄積し、活用しながら、空間にまつわる新たな価値やサービスを創出していくための協創型プラットフォーム。まずは喫緊の課題である「働き方改革」をテーマとし、理想のオフィス空間づくりに取り組むことで計画を進めている。

参考リンク
ライオン株式会社

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