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米南部の老舗デパート、化粧品の自社ブランド販売に着手

アメリカ南部の老舗デパート Belk (ベルク)は、自社ブランドの化粧品ライン「 Belk Beauty 」の販売を開始するとこのほど、発表した。同社は南部のルーツと豊かな色彩を要望する顧客に触発されてコレクションを開発した。トレンディで高品質なアイシャドー、リップ、フェイスパレットなど公式ショッピングサイトおよび南部16州の290を超えるチェーン店で販売していく。

「 Belk Beauty 」では、8色のアイシャドーパレット、ハイライター&コンターパレット、ブラッシュ&ブロンズパレット、リップスティックセット、5ピースアイライナーセットなどの製品セットのほか、充実した単体のラインアップを提供する。製品の販売価格は10〜22ドル。

第一弾として発売したアイシャドーとチークのパレットは、南部の都市であるアトランタ、シャーロット、チャールストン、サバンナ、ダラス、ナッシュビルなどのライフスタイルからインスピレーションを受けて開発したという。

アメリカでは全米展開している大手ドラッグチェーンなどが化粧品のプライベートレーベルの商品開発を加速している中、地域に密着した消費者層に焦点を当てたブランド開発の勝敗が今後、注目されそうだ。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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