英国のフレグランス開発会社のUngerer(アンガラー)は、フィレグランスの2014年の趣向はエキゾティックな東洋の香りが市場を牽引するだろうとの予測を立てている。最近の消費者の購買傾向をみると、「エキゾティックな香りに冒険したい傾向があると読み取れ、今後12ヶ月もこの傾向が製品開発の鍵となるエッセンスと予測できる」と同社マーケティング・ディレクターのジャック・ヒューズ氏は話している。

同社は、香水、トイレタリーなどの販売会社に市場調査、製品開発、マーケティングなどを提供している。販売会社との最近の製品開発実績から、サフラン、カルダモンなどのスパイスを特徴に取り入れる傾向が2014年も継続すると市場予測を発表した。秋・冬用のベースとしては薔薇の花の香りと皮の香りを調合した芳醇な香りで、春・夏用のベースとしてはヴァイオレットの花とレモン グラスの葉を混合させたような清涼感の強い香りの製品が市場に投入させるのではないかと推測している。

また、飲料水の開発では、2014年の飲料水のフレーバーは、伝統的なイングリッシュ・アフターヌーン・ティーの香りが先行するとも予測している。チョコレート系ドリンクやフルーツ・スムージーから、フレッシュなフルーツドリンクやハーブティーなどの軽い飲み物に移行している傾向があり、2014年はさらにその傾向が強くなるだろうとしている。