世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

竹から化粧品の美容成分を抽出 産学連携プロジェクトで研究開発進む

美容成分の開発・製造や通販化粧品などを手がける三省(さんしょう)製薬株式会社(福岡県大野城市/代表取締役社長:陣内宏行)は8月2日、同社と九州工業大学(福岡県北九州市/学長:尾家祐二)の産学連携プロジェクト「竹を原材料にした化粧品の美容成分」抽出研究の進捗状況を公開した。

同プロジェクトは、竹の表皮を削り取った後の竹の「幹」部分から、段階的に「化粧品の美容成分」や「電気自動車用の蓄電デバイスの電極材料」を製造・事業化することを目指すもの。

「化粧品の美容成分」については三省製薬が研究開発を担当し、「電極材料」については九州工業大学が担当している。

美容成分についての研究スキームは次のとおりだ。

①三省製薬が竹幹の加圧熱水処理を行い、竹の中のヘミセルロース(水不溶性多糖類)をオリゴ糖に変換した水溶液を作製。

②その水溶液からオリゴ糖の一種であるキシロオリゴ糖を抽出し、美容成分への応用と化粧品への製品化に向けた研究開発を行う。

この過程のなかで、竹幹の粉を180~200℃で加圧熱水処理することにより、ヘミセルロースの大部分は、「保湿性」を有するキシロオリゴ糖を主成分とした低分子物として回収できることがわかった。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New
美容経済新聞

美容経済新聞は、日本の美容業界に特化した専門的なニュースを提供するメディアです。業界の動向やトレンド、企業情報、製品情報など、美容に関する幅広いテーマを取り上げています。 編集部では、美容業界の取材や情報収集、分析を行い、業界内外の最新情報を主に美容業界関係者に向けて発信しています。私たちは「キレイをふやす」を企業理念として信頼性の高い情報提供を通じて美容業界の発展に貢献すべく努力しています。

  1. 美容経済新聞社がLNE社(フランス)とライセンス契約を締結

  2. 伊藤超短波が監修するエステティックサロンがベトナムにオープン

  3. Saas型在庫管理ソフトの「Spes(スペース)」社が シードラウンドでの資金調達を実施

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP