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ヘアスタイルの画像販売はありかなしか? 美容師と客の本音を調査

美容室の口コミサイト「ヘアログ」を運営する株式会社ノーマリズム(東京都目黒区)は、「ヘアスタイルの画像販売」に関するアンケート調査を実施した。

美容室業界で活躍する美容師と一般客であるユーザーの本音を調査し、それぞれの立場の意見を様々な角度で検証。

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一般ユーザーに対しては「ヘアスタイル画像が販売されていることを知っているか?」「ヘアスタイルの画像販売をどう思うか?」という質問をし、美容師に対しては「ヘアスタイル撮影を自社で行なっているか?」「ヘアスタイル画像を購入したことはあるか?」「ヘアスタイルの画像販売はありか?なしか?」という質問をした。

インターネットでのアンケート、必要に応じて電話調査も行った。

その結果、「ヘアスタイル画像販売の認知度」は、美容師100%に対して、ユーザーは4%と、「ユーザーが知らない美容室業界の常識」として存在していることが分かった。

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また、「ヘアスタイルの画像販売はあり(良いと思う)か?なし(良くないと思う)か?」という質問では、ユーザーの「あり:24%、なし:56%」に対して、美容師は「あり:50%、なし:45%」という結果となり、認識の違いが浮き彫りになった。

ユーザーの多くはヘアスタイルをその美容室の作品という認識で見ており、購入したヘアスタイル画像の安易な使用・掲載は、「あたかも自分の店の作品として掲載している」と誤解して見られてしまうという危険性があることが分かった。

画像販売に関してユーザーからは「あり。技術に個人差があるため、店舗のなか全員ができるとは限らないため。あくまでイメージ。」(30代女性)「あまりよく思わない。その店で作ったデザインを載せて欲しい。その画像を見て美容室を選ぶ人もいると思うので…」(20代女性)などの意見が寄せられた。

一方、美容師からは「アリだとは思うけど、個人的には買いたいと思わない。他人が作ったスタイルを自分が作ったと言いたくないしそれで集客できても嬉しくない」、「自分の店舗で使うものだから自分たちで用意するべき」などの声や、「個人的な意見では、アリともナシともどちらともいいきれない。お互いの需要と供給のバランスと著作権がはっきりとしていればよいかと」という意見もあった。

【調査概要】
調査期間 : 2016年11月中旬
公開日  : 2016年11月24日
調査対象 : 美容師20人、一般ユーザー25人(全国からランダムに調査)
調査方法 : インターネット・電話調査

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