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アメリカで美容形成の需要増加—米形成外科学会2018年の美容施術の統計発表

アメリカ形成外科学会( American Society of Plastic Surgeons:ASPS )は、11日、2018年に行われた美容施術の統計を発表した。これによると、2018年に米国で行われた整形外科手術および低侵襲美容施術は、前年より150万件増加して1770万件を超えた。過去5年間で形成外科処置への消費者の需要は着実に増加しているという。 美容整形外科手術の件数で最も多かったのは、 豊胸術で31万件数を超えた。第2位は脂肪吸引術で25万件数。 低侵襲美容施術で最も多かったのは、ボツリヌス毒素A型(744万件)で、 軟組織充填剤(268万件)と続いた。

統計は、豊胸術、 脂肪吸引術の根強い人気を示したほか、非侵襲的な脂肪減少などボディシェーピングの施術が急増しているという新しい傾向も明らかにした。2018年の美容整形外科(180万件)および美容低侵襲的手術(1590万件)のトップ5は次の通り。

美容整形外科手術のトップ5(件数、前年比)
1.豊胸術(313,735件、4%増)
2.脂肪吸引術(258,558件、5%増)
3.鼻の整形(213,780件、2%減)
4.まぶたの手術(206,529件、1%減)
5.タミータック(130,081件、同率)

低侵襲美容施術のトップ5(件数、前年比)
1.ボツリヌス毒素A型(744万件、3%増)
2.軟組織充填剤(268万件、2%増)
3.ケミカルピーリング(139万件、1%増)
4.レーザー脱毛(110万件、1%減)
5.マイクロダーマブレーション(709,413件、4%減)

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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