メナード、産学協同研究講座開設で新商品開発に意欲

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2013.08.23

編集部

日本メナード化粧品株式会社(名古屋市中区丸の内)は生命科学研究推進のため、このほど、国立大学法人名古屋大学大学院医学系研究科(名古屋市昭和区鶴舞町65)に産学協同研究講座「名古屋大学 メナード協同研究講座」を開設。本社の総合研究所から研究員2名を同講座に派遣して産学連携によるヘルスケア商品や健康商品などでの新商品開発に意欲をみせている。

同社は、創業以来、皮膚科学を中心とした生命科学研究に取り組み、皮膚老化の原因究明やシミの発生メカニズムなど数多くの研究成果を学会等で発表し、商品開発に応用してきた。今回の産学連携により、今まで培ってきた幹細胞研究を含む細胞生物学を中心に、皮膚科学や健康科学など総合的な生命科学研究をさらに発展させ、化粧品等の美容分野のみならず、医療関連分野においても貢献性の高い、画期的なヘルスケア商品の開発を目指す。

名古屋大学では、本年度から産学協同研究講座・部門の制度を導入。この制度は、一般企業に名古屋大学が学内の研究スペースを貸与し、企業主導の研究テーマに、名古屋大学が有する最先端の研究技術や施設・機器などを提供し、革新的な商品、技術開発をサポートすることが目的。

メナードでは、初の試みとなる講座開設。産学協力のもと、「生活を豊かにする製品(医薬品、医薬部外品、化粧品、健康食品など)の開発」と、「市場展開を含めた総合的なヘルスケア産業の活性化」を目指し、かつその土台となる「生命科学の進展を図る」ことを目的としており、今後、本社から研究員を増員。また、企業主導で研究を進めていく過程で、同大学の研究者との共同研究やインターン生などの受け入れなども行っていく予定だ。講座開設は、平成28年3月31日までの約3年間。この期間に、同社では、化粧品分野、健康食品分野だけでなく、医薬品、医薬部外品などへ研究成果を投入していく。

●名古屋大学 メナード協同研究講座
設置大学: 名古屋大学大学院医学系研究科
協同研究講座の名称: 名古屋大学 メナード協同研究講座
設立期間: 平成25年5月1日~平成28年3月31日
研究テーマ: 主に、細胞生物学などの生命科学研究およびその成果の美容、医療関連分野への応用
派遣研究員: 長谷川 靖司 特任准教授(薬学博士)・堀田 美佳 特任助教(医学博士)

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