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世界の唇増強市場は2027年に44億ドル規模に急成長

米リサーチ会社Grand View Researchは、3日、世界のリップオーグメンテーション(唇増強)の市場に関する最新のレポートをリリースした。これによると、世界の唇増強市場の規模は2019年に22億ドルと評価されており、2020年から2027年までの予測期間に年平均成長率(CAGR)9.5%で成長して、2027年には44億ドルに達すると予想されている。

唇の増強市場は一時的および永久的な増強の2種類の方法があり、永続的なタイプの治療は、リップインプラント、脂肪移植、フィラー、リップアドバンスメントなどがある。 2019年、リップインプラントは20%を超えるシェアを占めて一番人気の唇増強施術となり脂肪移植がこれに続いた。 即時かつ長期的な結果をもたらす低侵襲性の処置を好む消費者が最近、増加しており、予測期間中(2020年〜2027年)におけるフィラーセグメントの利用率は最高に伸びると予想される。

世界市場を地域分析すると、北米市場は、2019年唇増強市場の30%を超える収益シェアを占めた。北米が市場を主導する体制は予測期間を通じて続く見通し。これは、 一人当たりの可処分所得の最大化、新技術の採用の増加、および消費者の意識の高まりに起因する可能性があると分析されている。完璧な外見の必要性に対する消費者の意識増加は、地域の成長により貢献すると予想されている。アジア太平洋地域での唇増強への関心度は増加傾向にあり、予測期間に10.8%の最高CAGRで成長すると期待されている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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