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英プレステージビューティーマーケット製品のEコマース38%増

イギリスでプレステージ美容製品のEコマースは堅調に成長しているようだ。 グローバル情報会社NPDグループが19日、発表したデータによると、イギリスのプレステージ美容製品(スキンケア、ボディケア、メイクアップ、フレグランス、メンズグルーミングを含む)の2020年1月から2020年10月末までの売上高は4億9100万ポンドを超え、2019年の同期に比べて38%増加した。 Eコマースの同期の売上はプレステージ美容製品全体の41%を占めており、前年の占有率21%と比較して大幅の増加を記録した。

2020年4月のロックダウンで、実店舗が営業停止になった時は、Eコマースはプレステージビューティーの総売上高の94%を占めた。 6月に小売店が再開した後も、消費者はオンラインチャネルを引き続き利用し、2020年8月のオンライン販売は2019年8月と比較して市場全体の37%を占めた。2020年10月に、新規コロナ感染者数の増加が著しい地域へのロックダウンを採用したため、プレステージ美容製品の売上占有率は全体の40%に再び増加した。

製品カテゴリーの売上変動をみると、スキンケアのオンライン販売はプレステージ美容市場で最大の成長が報告された。スキンケアの2020年1月〜2020年10月末までの売上高は、2019年同期と比較して54%増加した。なかでも、フェイスクリームの売上高は67%と大幅に増加し、フェイスクレンザー(66%増)、フェイスセラム(32%増)と続いた。スキンケア製品のセットおよびキット販売も堅調で前年同期比57%、増加した。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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