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米国でピザの植物ベースのタンパク質の出荷が2021年第2四半期56%急増

アメリカでピザの新メニューに植物ベースのタンパク質の追加が急増しており、スーパーマーケットなどへの植物ベースのピザの出荷量が急増しているようだ。グローバル情報会社NPDグループは、13日、 2021年第2四半期にフードサービスディストリビューターからピザ製造会社に出荷された植物ベースのタンパク質の原材料は1年前と比較して56%増加したと発表した。

レストラン業界をみると、当期にレストランで注文されたピザのサービングは12億サービングで、前年同期比より4%増加したという。ピザの人気の側面は、植物ベースのタンパク質への関心の高まりと、さまざまな味やニーズに対応するようにカスタマイズできることが奏功したと分析されている。

第2四半期に、ピザ製造業者への植物ベースの鶏肉の出荷量は前年同期比98%増加し、植物ベースのイタリアンソーセージの出荷量は前年同期比72%増加している。ピザの生地にも植物を取り入れる開発が活発化しており、カリフラワーのピザ生地の当期の出荷量は前年同期と比較して46%増加した。

植物由来の食品については、市場やメディアで大きく取り上げられ、消費者、シェフ、レストラン経営者からも関心が集まっている。NPDの調査によると、消費者の約20%が植物ベースのタンパク質の摂取量を増やしたいと考えているという。NPDグループSupplyTrack®サービスの社長Tim Fires氏は、「植物ベースは、もはや外食産業市場の単なるニッチプレーヤーではありません。これは、幅広い消費者にアピールする主流の成分です」などと述べている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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