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パンデミックでハイブリッドメイクのトレンド加速

新型コロナウイルス感染症の拡大は美容業界を変革し、ハイブリッドメイクのトレンドなど既存の消費者トレンドを加速させているようだ。グローバル市場調査会社ミンテルは、公式サイトのブログ(3日)でこのようなトレンドを分析した。

「スキニマリズム」(肌のミニマリズム)の浸透は2つの消費者動向から確定することができるという。第一に、消費者は予算の縮小を余儀なくされ、必需品への焦点を高め美容ルーチンの簡素化を進めている現状がある。第二に、環境意識の高まりは、より注意深い美容消費を促進し、プラスチック容器のない詰め替え製品の購入推進のほか購入製品の数を減らしている。

同社グローバルビューティアナリストのマルゴー・キャロン氏は、フランスの調査結果から、「フランスの消費者のほぼ半数が美容ルーチンの簡素化に着手し、日常の環境への影響を減らすためにパーソナル製品の購入数を減らしている」など述べている。これは、消費者が 透明性、コストパフォーマンス、グリーンクレームを提供するハイブリッド製品により焦点を合わせることを意味すると、同氏は指摘している。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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