オルビス、体験特化型施設とパーソナライズスキンケアが2021年度グッドデザイン賞を受賞
2021.10.26
編集部
オルビス株式会社(東京都品川区/代表取締役社長:小林琢磨)が展開する体験特化型の施設「SKINCARE LOUNGE BY ORBIS」とパーソナライズスキンケアサービス「cocktail graphy (カクテルグラフィー)」は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2021年度グッドデザイン賞」をこの10月に受賞した。
「SKINCARE LOUNGE BY ORBIS」は、自身の肌状態を理解し、美しさを引き出す正しいスキンケア方法を学びながら、気軽に商品を試してもらえるコンテンツや、「ORBISアプリ」会員限定で体験可能な完全予約制のスキンケアトリートメント・ワークショップの提供など、さまざまなコンテンツを用意する、表参道にある施設だ。
同社がうたうデザインのポイントは以下の3つ。
・自然の揺らぎを採り入れ、ここちよさを感じる建築・空間設計を実現
・デジタル技術とアナログ表現の融合により、境界線が無くシームレスに繋がるここちよい空間を実現
・世界観に共感してから知識や情報を得られる「Feel first, Learn later」の体験設計
この施設について同社は「空間からサービスデザインまで、ブランドコンセプト『ここちを美しく。』を一貫して細部まで体現し、お客様が五感でここちよさを感じながら、自分の肌を知り、自分に合ったスキンケアや正しい使い方に出会い、体験を持ち帰られる場所として設計しています」と語る。
そして、もう一方の「cocktail graphy」は、自宅で肌測定ができるIoTデバイスと、肌の状態に合わせて毎月変化する3本のパーソナライズスキンケア、自分の肌のためだけのケアアドバイスが届く専用アプリから構成される定期販売モデルのサービスだ。
同じく、デザインのポイントは次の3つとなる。
・スキンケア空間に溶け込むデザインで、自宅でいつでも手軽に肌測定を行い、自分の肌を知ることができる
・肌測定に基づき毎月届く3本のパーソナライズスキンケアで、肌の変化に合わせてスキンケアを更新できる
・パーソナライズされたケアアドバイスや季節ごとの分析レポートで、自分だけのスキンケア習慣を見つけられる
同様に「cocktail graphy」について同社は、「この『自分の肌だけに向き合える』パーソナライズスキンケアサービスの提供を通じて、洗面所という日常のスキンケア空間を起点に、一番身近な場所から“肌の持つ力”の可能性を広げることを目指し、“自分のスキンケアが正しくありたい。好きでもありたい。” を叶える、ここちよいスキンケア時間をもたらします」と語っている。
なお、グッドデザイン賞は、デザインによって暮らしや社会をよりよくしていくための活動。同賞は、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、人々を取りまくさまざまなものごとに贈られるものだ。かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰している。
ちなみに、今回は株式会社ポーラのブランド「B.A」も「2021年度グッドデザイン賞」を受賞している。