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女性型脱毛症治療の推奨事項がまとめられた

女性型脱毛症(FPHL)治療に関するエビデンスと推奨事項6点をまとめた報告が220日、「The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism」オンラインに掲載された。

・女性型脱毛症(Female Pattern Hair LossFPHL)という用語は、これまで使われていた脱毛症または男性型脱毛症という用語を避けて使用すること。

FPHLには2つの典型的なパターンがあり、ひとつは頭皮中央部または前部の毛髪ボリュームが減少したり薄毛になったりすること、もうひとつはクリスマスツリーのような形で毛髪ボリュームの減少や薄毛が見られるものである。

 ・男性ホルモンのアンドロゲンレベルが正常である場合、FPHLはアンドロゲン過剰症の徴候と見なされるべきではない。

FPHL患者の評価は主に臨床的なものである。

・すべてのFPHL患者でアンドロゲン過剰かどうかの検査は必須である。ビタミンD、鉄分の検査、亜鉛、甲状腺ホルモン、プロラクチンの測定は任意ではあるが推奨されている。

・重度の脱毛または高アンドロゲン症がある場合は、FPHLの治療は5αレダクターゼ阻害剤または抗アンドロゲン剤を添加したミノキシジル(5%)から始めるべきである。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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