カロリーカウントを必要としない時間制限食（TRE）が、多様な人種の集団における体重管理と心血管代謝リスク低減において、カロリー制限（CR）や対照グループと比較してどれだけ効果的かを調査するための無作為化比較試験の結果が6月27日、「Annals of internal medicine」オンラインに掲載された。今回の研究では、肥満成人90人を対象に12か月間の無作為化比較試験を実施し、77人が試験を完了した。平均年齢は40歳、黒人が33％、ヒスパニック系が46％だった。
その結果、12か月後の体重減少は、TREグループで平均－4.61kg、CRグループで平均－5.42kgで、対照グループと比較して有意な差が認められた。TREグループは対照グループと比較して体重減少において効果的であることが示されましたが、CRグループとの比較ではより効果があるとは認められなかった。
