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米Schick、男性グルーミングのブランドを消費者の個性を尊重するキャンペーンで再構築

米エッジウェルパーソナルケアは、10日、男性グルーミングブランドのSchick(シック)のキャンペーンを個人を尊重するポジショニングに変更すると発表した。キャンペーンにセレブリティを登用するのではなく、一般人の独自のストーリーを紹介するプラットフォームを提供して消費者と共有していくマーケティングを優先させる。RedditとTikTokでのビデオ主導のキャンペーンを採用した。

第一弾として、男性が独自のストーリーを共有することを奨励するAsk Me Anything(AMA)シリーズをスタートさせた。また、消費者に「人々があなたについて知って驚くことは何ですか?」と尋ねるTikTokハッシュタグチャレンジを開始した。

同社が全米の男性を対象にパーソナルケアについて調査した結果、男性の大多数(10人に7人)は、パーソナルケア広告で自分に似た男性を見ることを望んでいることが明らかになった。回答者の75%は、独自の自分になるための力を与えるブランドを探している。70%は身だしなみやヘアスタイルは自己表現に貢献すると回答しており、80%は身だしなみを整えた後、自信が持てるようになると回答している。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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